2014.9.23 Tuesiday ツイート
大学共同利用機関法人 自然科学研究機構 主催の
記憶の脳科学 -私達はどのようにして覚え忘れていくのか-
自然科学研究機構シンポジウムに伺いました。
その2
11:20~見る、憶える、思い出す:
大脳皮質ネットワークにおける知覚と記憶の神経メカニズム
平林 敏行さん 東京大学 講師
例えば、
馬を見て、脳内でどのように理解するか説明されました。
網膜で処理された電気信号は
視床を経て後頭葉を経てv1(第1次視覚野)へ
側頭葉、頭頂葉などの視覚情報処理ネットワークで、
形、色、輪郭、傾き、動き、場所、それぞれで
分散して認識している事をお話していただきました。
(*´д`*)そーなんだ
さらに脳内の視覚性長期記憶についての
最先端研究に話は展開!
たとえば、二つの異なるペア図形をサルに見せる。
(詳しくはフラクタル図形という。
過去の記憶が混ざる事ないような図形を用いるため、
パソコンで作るらしいです)
どちらも覚えさせる。一つの図形を見せたら。。。
他の図形を連想させる、正解なら褒美を。
これを電極法などで調べる事で、
対連合記憶ニューロン(Pair-codingニューロン)がある事が細胞レベルでわかったらしい。
(手掛かりの信号を維持するニューロンもあり、
Cue-HoldingニューロンとPair-recellニューロンというらしい)
(*´д`*)へーーー
脳内の信号の流れ
ボトムアップ信号(実際の目からV1へ、そして側頭葉への信号)と
トップダウン信号(前頭葉から側頭葉への流れ、つまり想起した信号の事)
この二つの信号が側頭葉の内部情報を活性化しているということです。
今はもう実験で、わかっているのですね。
お客さんも、すごいメモっていました。
(*´▽`)*´▽`)*´▽`)ノ
私的に、素人なので、かなり内容濃かった気がしました
少し疲れて食べようと思ったのですが・・・パネル見学へ(笑)
12:00~昼休み、パネル見学
国立天文台、生理学研究所、基礎生物研究所、核融合科学研究所、分子科学研究所、総合研究大学院大学の
展示がされていて、ちょっとしたブースもあって、
みんな真剣に説明聞きいっていましたよ。
いっぱいパンフいただきました♪
国立天文台さんのは、ALMAの本物のバンド受信機の展示が!!
(電波を受信する機械)
工工エエェェ(*´Д`*)ェェエエ工工
さて午後
13:30~近年のコンピュータ将棋の進歩と機械学習
佐藤 佳州さん パナソニック株式会社 研究員
現在のコンピューター将棋とは、人の指示なしにPC自身が考え、
将棋をするプログラム。
今では、家庭のPCでも十分動くらしいです。( ̄∇ ̄|||)えええ
まずはこの歴史から。
どんどんパソコンが頭が良くなっていく歴史がわかりました。
オセロや、チェス、将棋と・・・
この手のプロをも負かす存在となってきたコンピュータープログラム
なぜ強くなったのか?
評価関数の機械学習がキーワードだそう。
評価関数とは、さまざまな手法を数値化して、数値の高い手法を選ぶ、その関数の事
機械学習とはプロの腕を見て、行動などを学び、知識として会得する事
心に残ったのが、
今後の研究方向として
、ずーと人を負かすための研究
まだのび代がいっぱいあるみたいですよ
工工エエェェ(*´Д`*)ェェエエ工工
または
人と共存の方向、人に教えるPCプログラムの開発など、
そのような進展をするのでは?とお話されていました。
なるほど~(*´д`*)
3回目の電脳戦で、PCに勝てた人は
徹底的にそのPCプログラムの癖があるようで、それを徹底的に学んだらしいです。
(○ ̄ ~  ̄○;)
人もプログラムのような考え方をしていたんですね(笑)
14:10~記憶と脳指紋
柿木 隆介さん 自然科学研究機構生理学研究所 教授
テレビ映像で説明してくださり、笑いもあり、
会場の雰囲気がやわらかくなりました。
この先生、脳指紋の開発の親らしいです!
えええ?
脳指紋?????( ̄□ ̄;)!!
脳指紋は、
アメリカの犯罪の取り締まりとかで既に使われているらしいです。
脳指紋とは特殊脳波の事で、
ある視覚的情報から、0.3秒後に出現するPositiveの波形の事を
P300と言うそうです。
へぇーーー(*´д`*)
これは記憶に残りやすい今日一の言葉かも。(個人的に)
P300を見ることで
嘘発見器に使えるようです。
(*´д`*)ええええ
ポリグラフは 嘘発見器として、脳を間接的に調べているのに対し
脳に直接聞くのが脳指紋という事です。
嘘でなく、脳が知っているかで判定
海馬が主要発生場所だそうです。
ヽ(゚△゚lll)ノ そんなことが?
生理学研究所でデモンストレーションもやっているそうです。
一番すごいのは、本人が忘れていても、
脳が覚えていると反応するという事
ヽ(゚△゚lll)ノ えええーーーーー
なので嘘ついても、記憶が飛んだ時でも、この装置があると・・・・
すごい世界ですね・・・
びっくりしかないです。
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「文責:黒ラブ教授」