オーロラバー of 東京国際科学フェス黒ラブ教授レポート

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なんと人気の片岡 龍峰先生が書き下ろしました (著)
オーロラ! (岩波科学ライブラリー) 1300円発売中

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一見、教科書かな?と思ったのですがぜんぜん違いました。
オーロラの歴史はもちろん、オーロラはいつ生まれたの?
やわらかく書いてあり、それでいてここよりもちろんかなり詳細に書かれています。

でも。ここに書いてあるよりわかりやすいです。
(励起波長だけはこのサイトの方が詳しいけどね。ここだけ勝った!)
ぜひぜひ。正確で丁寧で読みやすい情報♪オーロラ!
びっくりマークがポイントです。

2014.9.21 Sunday New_Icon_rd_02.png

(2016.5.07update)

動画でもご紹介します。テキストは黒ラブが感じてまとめているものです。
前半

後半



地球惑星科学のイベントを行うユニアスさんの
地球惑星科学バーvol.11
オーロラバーに伺いました
(ユニアスさんのHPはこちらから)


場所はアイリッシュパブ・クラン
というイケてる大人が行く感じのパブでした。

少し薄暗い大人な会場で、カウンター席もあり
お客様は満席。
会場の雰囲気は最初から柔らかい感じでしたよ。ヾ(@゜▽゜@)ノワイワイ
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ゲストは、オーロラ研究の
片岡龍峰さん(国立極地研究所)です。
ファシリテーターは、山田健太郎さん
(国立科学博物館認定サイエンスコミュニケータ)です。


オーロラのベールがはがされる時
それは太陽と地球環境のすべてが解明される時でもある
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そんな題名のスライドがTOP背景でした~




オーロラに関して、
黒ラブ教授は知識がまったくなかったので 
これを見て、ほえほえスタート


会場でオーロラを見たことある方~!
なんと会場の4割型見たことある率でびっくりです!


工工エエェェ(*´Д`*)ェェエエ工工


お客様の中にはオーロラを見て、「綺麗」が大半ですが
「怖かった」という感想を持った方もいました。

オーロラを見て、
関心ある方も、来ているんだな~と感じました。

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さっ歴史からスタート!

オーロラに、
人間が気がついたのは、紀元前4世紀頃のようです。
昔は、暗い天の裂け目から炎となって噴き出すガスと思われていたらしいです。
怖いもの ふきつなものにとらえられていたらしい。

∩(〃・ω・〃)∩゙おおおーーー
そーえいば先ほどお客様の中に怖かったという人もいたな~
あたってる!


トークが続きます。

オーロラの、語源は
400年前、イタリア人の、太陽の黒点を発見したあのガリレオ(1564-1642)が言いだして
ローマ神話の女神 夜明けの女神が語源だそうです。

ただしあの時代、太陽の黒点が
オーロラと関係しているとは思っていなかったでしょうねと話を展開

(●´エ`●)みんな聞きいってました。


その頃、400年前は、地磁気が逆サイドに傾いていたようで、
ヨーロッパでは頻繁にオーロラが見られたとの事


(●´エ`●)ほえ~
ガリレオさんもいっぱい見たんですかね~。

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18、19世紀、オーロラ科学の歴史は、
電磁気学の誕生と発展の歴史です

400年前は、地磁気が逆サイドに傾いていた事が
刺激で、電磁気学が発展きっかけになります。
電磁気学の法則は人類が、オーロラなどの不思議な自然現象に
好奇心を向けることで次々に発見されてきたのです。


(●´エ`●)ほえ~

1741年セルシウスさんの同僚、ヒオルターさんが
磁石の針をつりさげたやつが、オーロラと一緒に動いている事を発見

なんとフレミングさんの学生実験で発見したやつ、左手の法則より
100年早い出来事

工工エエェェ(*´Д`*)ェェエエ工工


1859年天文学者カリントンが、 
とてつもなく大きなフレアが、起きた時
1日後にハワイでオーロラ観測ができた。その事を、Scientific Americanで当時発表した。
太陽とオーロラは関係があるんじゃないかと・・・

でも1892年有名な科学者ケルビンが、
 黒点とオーロラが関係あるはずがないって言って大方そのようなトレンドに。

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1900年代から、オーロラ学は発展します
写真など観測する技術の開発が進むからだそう。

1890年 真空放電から電子の発見
1895年 ノルウェイのビルケランド教授が、
    太陽から電子が地磁気からガイドされて
    降ってくる現象なのでは?と言ったそうです。
1920年 20km(キロ)以上離れた所で三角測量を、電話と写真を使いながらやって
オーロラの高さがはっきりわかったのです。
上空100kmの所でオーロラが光っている事がわかった。

その頃
1925年 電離圏が発見があり、地球の周りには電流を流す層があるらしい事がわかった。
オーロラの緑色の光は酸素原子が出す事がわかった



などどんどん、少しずつわかるようになったのです。


今では、
オーロラは高い所は赤くて400km 低い所は100km
(ちなみに400kmは国際宇宙ステーションが飛んでいる個所)
オーロラ1000種類くらいの色 主に6種類くらいの光がメイン

酸素原子は緑色557.7nmの光を出す
空気が薄い所の酸素原子は赤色630.0nmに光る

ピンク色は上空90kmの窒素分子から出てる 
高度が高い窒素分子は、青色427.8nmの光を出す

色と高度が対応するそうですよ~
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∩(〃・ω・〃)∩゙えーーーーーメモメモ
みんな多くを吸収しようとメモメモです。



つまり緑色のオーロラは生命活動に関係している。
 地球だけ、酸素に汚染された惑星と言う事です


ヽ(゚△゚lll)ノ 汚染って!w
言い方~(笑)


(ちなみに汚染されていない 土星木星は、
地磁気も太陽風も大気もある。後でいうけど、オーロラの3つの要素があるけど、大気は水素なのでピンクのオーロラが出るらしい)


ぼんやりのオーロラは
地球の大気の深い所までしみ込んでいるものだ など最先端の事をお話くださいました。


(〃 ̄ω ̄〃ゞなるほどメモメモ!


この後、オーロラの仕組みをお話へ


オーロラを作る3つの要素は、太陽風 地磁気 大気!


エネルギー源は太陽から吹いてくる灼熱のプラズマの風、
太陽風と言います。
秒速400キロメートル ジェット機の1000倍の速度です。
太陽から地球まで1億5000万kmで4日かけて伝播しています。



(プラズマとは ろうそくの火もプラズマ
個体、液体、気体 さらに温度を上げると原子がバラバラになって
プラスとマイナスに電気に分離してしまうのだけど、
この電離した気体をプラズマと言う)

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太陽は6000度、上層は100万度に達していて、(その理由もわかっていないらしい)
100万度のプラズマは爆風として流れていくけど、
地球にそのままあたったらヤバイけど、地磁気で地球は守られています。
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地磁気つまり磁石です。プラスとマイナスに分かれている風なので、
磁石に反応して防御されます。
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防御される際に、100万A(アンペア)くらいの電流が発生します


工工エエェェ(*´Д`*)ェェエエ工工


(ちなみにオーロラ発電の電力は人間の作った発電所1000個分
 地球の全体を電力集めても足りないくらい
 有効利用しようとした人もいるんだって)
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それが北極と南極に伝送されて、エネルギーを大気に落とします。
真空近い状態で、高電圧かけられると爆発します。

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エネルギー(電子)を大気の分子などが受けて、(励起)
エネルギーを放出する際に、光(発光)をだし、オーロラとして光っている。
(大気がなければ光らない)
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(ネオン管の原理、
真空に近い状態でネオンをいれて電圧をかけると放電現象がおきる
これに似ている。)

(ちなみにオーロラのカーテン、ゆらゆらは、大気の流れかというと違う。
大気の流れは無視できるくらい遅い。理由は、オーロラ秒速100キロ
大気は風速秒速100mもいかない 1000倍違うから。)


(●´エ`●)おおおおおお
なんとなくわかったような



太陽風と地磁気と大気は 宇宙放射線から守ってくれる
オーロラを研究すると地球の被曝する研究をしている事になるとの事


なるほど!!!
内容テンコモリ。
片岡さん、山田さん、
みんな(お客さん)のボルテージが上がります。


どんな風に研究をしているか教えてくれたよ、

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魚眼レンズをつけたデジカメ6つをつけて 360度見れるようにしていて
その中に透明な箱に置いて、24時間無人撮影もしたりするらしいよ。
1秒に1000枚の写真とれて、1秒に1ギガバイトの容量が保存されるので
とんでもないデーター量になるとの事。
こういう最先端の機種を使うと、
どんどん新たなオーロラ発見されるその段階です。


フルッカリングオーロラ
ケルビン・ヘルムホルツ不安定性のような渦のオーロラなど

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(特殊として、オーロラにミサイル撃ち込んで、
 中身の電磁波を調べる実験などもあるらしい)


そんな風に実験しているんだぁ~+:.'゚ヽ(  ´  ∇  `  )ノ ♪



どこでオーロラみればいいのというお話に。

フェアバンクス 年に100回以上 夏半分見れる
イエローナイフ 高確率

3月ってオーロラ出やすいけど、なぜなのか?謎なんだって
(物理的には地球の自転軸と地球の地磁区の傾き、太陽の位置関係が 
 磁気嵐が起きやすい環境にはあるんだって)


そして重要なのが、
オーロラ観光で、皆さんのデジカメ、ビデオもGPSをつけてオーロラ写真撮ってほしい。
研究に使えるので。市民研究型もあるのでご協力くださいとの事でした。


他にも
太陽の活動と地球環境の関係について
地磁気変動や大気変動などについてお話くださり

最初のオーロラバーが始まるとに出された題名
オーロラのベールがはがされる時
それは太陽と地球環境のすべてが解明される時でもある

この意味がわかりました。


オーロラは、地球環境と太陽と密接にかかわっているんですね~
(*´д`*)


最後に研究で撮影されたオーロラを
アマテラスプレイヤーというフリープレイヤーを使ってじっくり上映~

会場、まったりです~
オーロラに、魅了されましたぁ~
(●´エ`●)ほええええ

いやこのお話聞けて良かった~


「文責:黒ラブ教授」

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